台湾新幹線概要

06.12.28更新（料金・開業ダイヤ）

区間：台北（在来線の台北車站）-高雄（左營車站）間345km、全線複線、交流25kv電化
開業：~~2005年10月31日~~（1年後に延期）→高雄左榮-板橋間が2006年10月暫定開業、板橋-台北が2007年1月～春予定
総事業費：インフラ建設費で4432→4621億台湾元（約1.6兆円）
- うち軌道は約6000億円。9割の5730億円相当分を日本連合が受注。
- （信号・指令・車輌など）運行システムは2700億円相当。日本連合が受注。
運営：民間資本の台湾高鐵が35年間の建設・運営後、政府に無償譲渡。開業後、西部幹線（台北-高雄）などの在来線とはライバル関係になる
駅
- 台北（タイペイ）：在来線（台鐵/TRA）台北車站（地下）の北側のホーム二面四線を改築して新幹線車輌の建築限界に合わせる。台鐵の他、台北捷運淡水線と接続、2009年には地下トンネルを在来線と並行して南港車輌基地付近にできる駅にも乗り入れるほか、中正機場へのMRTの始発駅も台北車站にできる。
- 板橋（バンチャオ）：大林組が施工担当。台北車站から在来線と地下トンネルを並行し、地下1階に在来線とMRT板南線ホーム、地下2階に新幹線下りホーム一面二線、地下3階に新幹線上りホーム一面二線がそれぞれ開設される。
- 桃園（タオユワン）青埔：大林組JVが施工担当。二面四線の地下駅。中正機場へのMRT藍線接続予定
- 新竹（シンチュー）六家：大豊建設が施工担当。二面四線の高架駅。在来線とはMRTで接続予定
- 苗栗豐富：2010年開業予定
- 台中（タイチュン）烏日：四面六線（待避線・副本線・通過線・通過線・副本線・・待避線）の高架駅。在来線・MRT（建設予定）と接続
- 彰化田中：2010年開業予定
- 雲林虎尾：2010年開業予定
- 嘉義（チヤイー）太保：東元電機と竹中工務店のJVが施工担当。二面四線の高架駅。台鐵・阿里山鉄道の嘉義駅とは15km離れていて、LRTの建設予定がある。
- 台南（タイナン）沙崙：清水建設JVが施工担当。台南市街地から南東に10km離れている。台南捷運紅線と連絡予定
- 高雄（カオシュン）：仮の終着駅として開業時に左營（ソーイン）の在来線ホーム横に3面6線の地平ホームをもつ駅ができ、捷運紅線が空港～左榮～高雄駅を結ぶ。その後、台鐵高雄駅に移転予定。
試運転：高雄大社～台南六甲の低速試運転は~~2004年10月25日~~（2005年1月に延期）、全線試運転は2006年4月に予定されている。
- 2005年10月29日に300km/hを、翌日に315km/hを達成。
想定ダイヤ：最速90分（途中、台中のみ3分停車）他、区間運転や停車駅パターンの関係で5通りの種別を予定。

料金表（06.12.27策定）
**普通車** **商務車** 単位：NT$
（km単価：3.655NT$→4.386NT$）
	北	板	桃	竹	中	嘉	南	高
北	-	260	440	640	1250	1820	2230	2440
板	40	-	400	590	1210	1780	2180	2390
桃	160	130	-	400	1010	1580	1990	2200
竹	290	260	130	-	820	1390	1790	2000
中	700	670	540	410	-	770	1180	1390
嘉	1080	1050	920	790	380	-	620	820
南	1350	1320	1190	1060	650	280	-	410
高	1490	1460	1330	1200	790	410	140	-

2007年暫定開業時運行計画（台北-板橋は後日）と
他交通機関との料金/時間比較
種別	台北	板橋	桃園青埔	新竹六家	台中烏日	嘉義太保	台南歸仁	高雄左營	本数/h	本数/日
公里/km	0.0	7.8	42.2	72.1	165.7	251.5	313.8	345.2	本数/h	19
A	-	●	→	→	40	→	→	90min	1-2	4
B	-	●	20	33	55	84	103	120min		13
C	-	●	20	33	55	/	/	/		2
台鐵	●				110min		210	240min
航空	●				30min			60-70min
料金（NT$）	●	40	160	290	700	1080	1350	1490	経済艙
料金（NT$）	●	260	440	640	1250	1820	2230	2440	商務艙
台鐵	●		65 （區間快車）	180 （自強）	375 （自強）	600 （自強）	740 （自強）	845
航空Y	●				1400		1900	1,970-2,200
航空C	●							3400

※敬老/小児/障害者割引は一律半額。障害者の同伴は1名半額

料金報道
大紀元：http://tw.epochtimes.com/bt/6/7/14/n1385030.htm
TTV：http://www.ttv.com.tw/news/html/095/07/0950714/09507144510101I.htm
大紀元：http://epochtimes.com/b5/6/10/6/n1477994.htm
http://news.yam.com/bcc/life/200610/20061018457789.html
http://news.yam.com/bcc/life/200610/20061018457787.html

列車ダイヤ
http://www.thsrc.com.tw/tw/travel/before/timetable.asp

正式開業時運行計画
種別	台北	板橋	桃園青埔	新竹六家	台中烏日	嘉義太保	台南歸仁	高雄左營	本数/h	本数/日
公里/km	0.0	7.8	42.2	72.1	165.7	251.5	313.8	345.2km	本数/h	88
A	●	→	→	→	→	→	→	80min	7	17
B	●	●	→	→	46	→	→	91min		26
C	●	●	→	→	46	71	90	104min		15
D	●	●	20	33	59	84	103	113min		17
E	●	●	20	33	59	/	/	/		13
想定料金（NT$）	●	？	~~126~~	~~229~~	~~553~~	~~850~~	~~1,065~~	~~1,177~~	←経済艙（商務艙は20%増）

※全駅3分停車

2023年以降運行計画
種別	南港	台北	板橋	桃園	新竹	苗栗豐富	台中	彰化田中	雲林虎尾	嘉義	台南	左營	高雄	本数/h	本数/日
km	？	0.0	7	42.2	72.1	104.8	165.7	193.8	218.4	251.5	313.8	345.2		11	137
A	+11	●	→	→	→	→	→	→	→	→	→	80		2	32
B	+11	●	●	→	→	→	46	→	→	→	→	91		3	32
C	+11	●	●	→	→	→	46	●	●	●	●	113		3	31
D	+11	●	●	22	33	●	65	●	●	●	●	136		2	25
E	+11	●	●	22	33	●	65	/	/	/	/	/		1	17

※全駅3分停車

保安システム：東北新幹線（盛岡-八戸間）で採用され、東海道新幹線でもまもなく導入されるデジタルATCを三菱重工が納入(PDF)。ATC軌道回路は大同信号機（株）が受注。が、欧州人理事が監査しているため、欧州式システムへ組み込みを要求されている。

車輌：車体等基本構成はJR700系をベースに、足回りはJR500系技術を踏襲したの日本製700T型を30編成納入後、2008年8編成、2010年8編成、2018年5編成を増備して、最終的に51編成までの保有が決まっている。（将来的には欧州製車輌納入の契約の余地あり） 実車画像はこちら
　先頭車の乗務員用扉は省略、乗降用扉には冷房効率を考慮して、開閉ボタンが追加される。

Car No.	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12
Class	経済艙	経済艙	経済艙	経済艙	経済艙	商務艙	経済艙	経済艙	経済艙	経済艙	経済艙	経済艙
定員(965)	63	96	88	96	83	66	61	96	88	96	88	68
客室ドア数	2	2	2	2	1	2	2	2	2	2	2	2
W.C.	有	-	有	-	有	-	有	-	有	-	有	-
車内公衆電話	-	有	-	有	-	有	有	有	-	有	-	有
自販機	有	-	-	-	有	-	-	-	-	-	有	-
車内販売コーナー	-	-	-	-	有	-	-	-	有	-	-	-
身障者設備	-	-	-	-	-	-	有	-	-	-	-	-
乗務員室	有	-	-	-	-	有	-	-	-	-	-	有
MT構成（3M1T）	TC	M2	MP	M1	T	M1S	M1	M2	M1	MP	M2	TC
ユニット構成	第1ユニット				第2ユニット				第3ユニット


700T外観模型	車内モックアップ

収支見通し：開業7年目で単年度黒字、16年目で累積債務償還という数値目標を掲げている
進捗状況（オフィシャルサイトのここを参照）
日本担当施工区間（土木）：C210/C215/C220/C291/C295
日本担当施工区間（軌道工事）：T210/T220/T230/T240（全体の9割）
要注意箇所：C230・C240（現代建設）/C280（ｻﾑｽﾝ建設）/C295（既に施工不良発覚でやり直した所）
その他：在来線から独立した単独駅は在来線駅との間にMRTが整備される。（左營など）桃園と台北からは台北・中正国際空港と連絡するMRTの路線がそれぞれ建設される

工区	工程範囲	距離(km)	施工業者	施工開始	主要項目
C210	16K+800~28K+080 (台北縣樹林市~桃園縣龜山郷)	11,280	互助營造/日本大林組JV	2000.4.1.	含迴龍隧道（2.15公里）、林口隧道（6.44公里）及高架橋等
C215	28K+080~68K+540 (桃園縣龜山郷~新竹縣新埔鎮)	40,460	互助營造/日本大林組JV	2000.4.1.	含湖口隧道（4.27公里）、明?覆蓋隧道、高架橋、路堤與路塹等
C220	68K+540~86K+320 (新竹縣新埔鎮~新竹縣寶山郷)	17,780	九泰營造/國開營造/日本大豐JV	2000.4.1.	含短隧道、高架橋、路堤與路塹等，包括新竹車站之主線結構
C230	86K+320~109K+760 (新竹縣寶山郷~苗栗縣後龍鎮)	23,440	中麟營造/韓國現代/Zen Pacific(hk)JV	2000.5.1.	含短隧道、高架橋、路堤與路塹等，包括苗栗車站之主線結構
C240	109K+760~130K+600 (苗栗縣後龍鎮~苗栗縣苑裡鎮)	20,840	中麟營造/韓國現代JV	2000.5.1.	含苗栗隧道（3.06公里）、其他短隧道、高架橋、路堤與路塹等
C250	130K+600~170K+400 (苗栗縣苑裡鎮~彰化縣彰化市)	39,800	HOCHTIEF(de)/NEDAM(nl)/泛亞建設JV	2000.5.1.	高架橋為主要項目，其餘含短隧道、高架橋、路堤與路塹等
C260	170K+400~207K+015 (彰化縣彰化市~彰化縣溪洲郷)	36,615	大陸工程/?德營造(de)JV	2000.4.1.	含全線最長之八卦山隧道（7.33公里），其餘含高架橋、路堤與路塹等，包括彰化車站之主線結構
C270	207K+015~249K+814 (彰化縣溪洲郷~嘉義縣太保市)	42,799	大陸工程/?德營造(de)JV	2000.4.1.	含高架橋、路堤與路塹等，包括雲林車站之主線結構
C280	249K+814~284K+221 (嘉義縣太保市~台南縣麻豆鎮)	34,407	理成營造/韓國三星/韓國重工JV	2000.3.1.	含高架橋、路堤與路塹等，包括嘉義車站之主線結構
C291	284K+221~312K+734 (台南縣麻豆鎮~台南縣歸仁郷)	28,513	長鴻營造/日本清水建設JV	2000.4.1.	高架橋
C295	312K+734~340K+058 （台南縣歸仁郷~高雄縣仁武郷）	27,324	長鴻營造/意泰營造(it+th)/太電JV	2000.4.1.	高架橋、路堤
C296	340K+058~343K+120 （高雄縣仁武郷~高雄市左營）	3,062	長鴻營造/日本清水建設JV	2001.1.8.	高架橋、路堤

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